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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
『………………ゆづき…………』


理玖が呟いた。



着替えてベッド脇に立てっていた宗一郎は、
寝ている理玖に屈み込んだ。


『理玖?』
顔を近づける。



理玖の目はちゃんと開いていた。
が、焦点は定まっていない。
ボンヤリ宙を見たままだ。

『ゆづき……………
俺が悪い……………』

理玖の瞳から涙の粒が落ちる。


宗一郎は息を潜め、
理玖の肩に手を置いて見つめた。


『ゆづき…………
ごめん………………』
理玖がぼろぼろと涙を流す。
『……………気付いてなくて、ごめん…………』


宗一郎は理玖の手を握る。

すると、理玖は上体を起こして宗一郎にしがみついた。


『ゆづっ…………ごめ…………俺が悪い………
ごめん……………』
嗚咽に変わる。


宗一郎はしがみついてきた理玖を抱き締めた。

(泣け、感情を吐き出せ………)
そう願う。


『ゆづき……………
ごめん!!ごめん!………』
怒鳴るくらいの声で、
滂沱の涙を流し優月にごめんと繰り返す。


宗一郎は何も言わずにただ理玖をギュッと抱き締める。






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