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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
あるサイトにアクセスする。
管理人にメールを送信した。
深夜帯だ。
おそらく返信は明日か明後日………
そう思ってPCを閉じると、
スマホがバイブした。
『もしもし』
「どうした?笑
久しぶりにメールが来たから驚いたよ」
快活な笑い声。
『お久しぶりです。
瑠偉【るい】さん』
「何だ?
えらく暗いな?まぁ君は明るくはないけどさ」
ホッと肩の力が抜ける。
「さては何かあったろう」
『えっ…………』
鋭い指摘に、思わず言葉に詰まった。
「〔お元気ですか?〕なんてサイト経由でメールなんてするなよ。
直接tellして来いってんだ!
俺がイジメてるみたいじゃないか」
『すみません…………』
「じょーだんだよ笑
ったく変わらないなぁ、
クソ真面目さはアイツそっくりだよなぁ?
何があったんだ?
夜中に突然メールなんて余程の事だろ?」
『瑠偉さん…………
頼み事があるんです。
羽乃というヤクザを調べて貰えませんか?』
「……………ヤクザ?
何、お前何かヤバイ事でもしたの?」
瑠偉は怪訝な声になる。
似てる声。
瑠樹の兄なんだから、
そりゃ似てるはずだ。
『実は……………………』
宗一郎は、
事の顛末を話した。
「ぶわっはっは!!
ヤンキーくんが相手かよ!
まぁ俺も大して変わんないけどね」
『瑠偉さん、
からかわないで下さいよ………』
瑠偉は株で投資し稼いでいる。
サイトは株購入のためのノウハウを書いた、
初心者向けの講座みたいなもの。半分以上は詐欺である。安易に株購入を始めようとする人に講義を開き、講義代を取っている。
そのサイトでもひと儲けしている瑠偉は、
裏社会に精通している。
本人は至って堅気なのだけれど、
知り合いにヤクザが多いのだ。
瑠偉は変わり者だ。宗一郎よりも7歳上の34歳。
蘭京大より偏差値の高い大学を卒業し、就職せず突然ニューヨークに渡って何年も路上パフォーマーをしていた。日本人だがドレッドヘアだった。
瑠樹が居なくなってから帰国。
瑠樹の自死を責める瑠樹の両親と僕の間で飄々としていた。
瑠樹の自死の直截の原因である僕。
管理人にメールを送信した。
深夜帯だ。
おそらく返信は明日か明後日………
そう思ってPCを閉じると、
スマホがバイブした。
『もしもし』
「どうした?笑
久しぶりにメールが来たから驚いたよ」
快活な笑い声。
『お久しぶりです。
瑠偉【るい】さん』
「何だ?
えらく暗いな?まぁ君は明るくはないけどさ」
ホッと肩の力が抜ける。
「さては何かあったろう」
『えっ…………』
鋭い指摘に、思わず言葉に詰まった。
「〔お元気ですか?〕なんてサイト経由でメールなんてするなよ。
直接tellして来いってんだ!
俺がイジメてるみたいじゃないか」
『すみません…………』
「じょーだんだよ笑
ったく変わらないなぁ、
クソ真面目さはアイツそっくりだよなぁ?
何があったんだ?
夜中に突然メールなんて余程の事だろ?」
『瑠偉さん…………
頼み事があるんです。
羽乃というヤクザを調べて貰えませんか?』
「……………ヤクザ?
何、お前何かヤバイ事でもしたの?」
瑠偉は怪訝な声になる。
似てる声。
瑠樹の兄なんだから、
そりゃ似てるはずだ。
『実は……………………』
宗一郎は、
事の顛末を話した。
「ぶわっはっは!!
ヤンキーくんが相手かよ!
まぁ俺も大して変わんないけどね」
『瑠偉さん、
からかわないで下さいよ………』
瑠偉は株で投資し稼いでいる。
サイトは株購入のためのノウハウを書いた、
初心者向けの講座みたいなもの。半分以上は詐欺である。安易に株購入を始めようとする人に講義を開き、講義代を取っている。
そのサイトでもひと儲けしている瑠偉は、
裏社会に精通している。
本人は至って堅気なのだけれど、
知り合いにヤクザが多いのだ。
瑠偉は変わり者だ。宗一郎よりも7歳上の34歳。
蘭京大より偏差値の高い大学を卒業し、就職せず突然ニューヨークに渡って何年も路上パフォーマーをしていた。日本人だがドレッドヘアだった。
瑠樹が居なくなってから帰国。
瑠樹の自死を責める瑠樹の両親と僕の間で飄々としていた。
瑠樹の自死の直截の原因である僕。