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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
(瑠樹……………………………
僕は、この子を救いたいんだ)
君のような人を、二度と失いたくない。
瑠偉さんに対する義理や意地もある。
身勝手で、無鉄砲で、向こう見ずな理玖。
力強い理玖に惹かれた。
周りなどどうでもいい、自分で草木を踏み潰して歩いていくような芯の強さ。
だけど、
大切な人を亡くしたらこんなに脆い。
(優月くん………………済まない。
僕は、こんな理玖をも愛しいと思う)
カラオケボックスで歌った曲。
優月くんはとても好い子だ。
(僕が、仕事以外であんなに構えないなんてな………)
ピザとサラダをシェアしても、
楽しかった。
理玖と優月くんが過ごした時間。
チリっと胸が疼いた。
(僕は優月くんにまで嫉妬している。
亡くなったというのに………)
理玖の髪を擦った。
(最低だな、僕は…………………)
『……………ひっ、っく……………
ううっ……………………
……………そ、宗一郎………………』
理玖が顔を起こした。
宗一郎はパッと手を離す。
_______美しい。
理玖の泣き顔は、
瞳が大きくて。
血眼になって、
涙でぐしゃぐしゃなのに。
見惚れてしまった。
『____っ…………』
いけない、なんて失礼なんだ。
宗一郎はゴクリと唾を飲み込んだ。
『そーいちろー…………、
っく……………ひっ………』
理玖が語りかけてくる。
僕は、この子を救いたいんだ)
君のような人を、二度と失いたくない。
瑠偉さんに対する義理や意地もある。
身勝手で、無鉄砲で、向こう見ずな理玖。
力強い理玖に惹かれた。
周りなどどうでもいい、自分で草木を踏み潰して歩いていくような芯の強さ。
だけど、
大切な人を亡くしたらこんなに脆い。
(優月くん………………済まない。
僕は、こんな理玖をも愛しいと思う)
カラオケボックスで歌った曲。
優月くんはとても好い子だ。
(僕が、仕事以外であんなに構えないなんてな………)
ピザとサラダをシェアしても、
楽しかった。
理玖と優月くんが過ごした時間。
チリっと胸が疼いた。
(僕は優月くんにまで嫉妬している。
亡くなったというのに………)
理玖の髪を擦った。
(最低だな、僕は…………………)
『……………ひっ、っく……………
ううっ……………………
……………そ、宗一郎………………』
理玖が顔を起こした。
宗一郎はパッと手を離す。
_______美しい。
理玖の泣き顔は、
瞳が大きくて。
血眼になって、
涙でぐしゃぐしゃなのに。
見惚れてしまった。
『____っ…………』
いけない、なんて失礼なんだ。
宗一郎はゴクリと唾を飲み込んだ。
『そーいちろー…………、
っく……………ひっ………』
理玖が語りかけてくる。