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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
_______________
理玖は泣いた。

辺りが明るくなってきても、
泣き続けた。


今まで、こんな風に泣いたことがなかった。

優月の不在なんて当然だったし、
俺は俺で好き勝手やってきた。


城田とたまに遊んで、
タカたちともバカやって。

だけど…………
何処にもいないってことは、
もう2度目と逢えないってことなんだ。


だったらもっと逢っておけばよかった。


黙って借金肩代わりする前に、
もっと逢ってバカみたいな事をしたらよかった。
ケンカになっても、
また泣かしちまったとしても。



優月の青白い顔。
初めて見た。
あんな、辛そうな顔のまま…………


2度と逢えない。



それがただ辛い。



『うぐっ…………ひっ…………
うわあ~……………っく…………』

宗一郎の膝にしがみついて泣いた。



膝は、
温かい。


理玖はじんわりと温(ぬく)みのある膝に涙を溢し続ける。



宗一郎はそっと理玖の頭を撫でた。



(____理玖……………)
言葉は発さず、
想いを込める。




(……………しかし……………
優月くんの自殺はやはり違和感がある…………)



宗一郎は、
菅原社長から話を聞いて罪悪感を抱えていた。



だって、
優月に援助したことで理玖と優月のバランスが歪んだと思ったから。


いちばんに思ったのはそれだ。


ああ、
余計なことをしてしまった……………と。



しかしその後聞いた優月の遺書の文章から、
違和感を覚えた。



理玖の金髪を撫でながら、胸がズキズキと痛む。



(優月くんの自殺の理由が違うと思うのは、
僕の〔願い〕だ……………………)

そうであってほしいという、
希望。




渚遥香が同じ考えを述べたとき、
藁にもすがる気持ちだった。




〔_____皆が混乱してる時、
一人だけ異様に冷静沈着なのは宗一郎の癖だなぁ〕



瑠樹の言葉が蘇る。


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