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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
____理玖の背中が寂しげに見える。
宗一郎は手を伸ばしそうになり、
堪えた。
(理玖と優月くんが共に過ごした日々は、
ふたりだけのものだ……………)
僕が立ち入るのは、
今とこれからしかない。
宗一郎はただ理玖を見つめた。
しばらく経つと、
理玖が振り返って『あ。悪ぃ悪ぃ。
行こう』と笑った。
観覧車に灯りが点(とも)り、
辺りは暗く幻想的だ。
二人は歩き出す。
『こんなデッカイんだな!
すげ~』
『観覧車、乗るかい?』
『えっ、良いのか?』
パッと目を輝かせる理玖。
宗一郎は近くにあるチケット売り場で二枚購入した。
『乗車時間が45分間らしいぞ。
結構あるな………』
『へぇー、デッカイとやっぱすげぇな。
45分かぁ』
『たまに高い場所から見下ろすのも気晴らしになるだろう』
『ホントは外から乗ってみたいなー。
鉄格子を自力でよじ登って頂上に行けたら最高だろーな』
理玖らしい。
宗一郎は噴き出した。
『あ、笑うなよ!
大事なことじゃん?自力』
理玖にとっては、ね____
宗一郎は理玖らしさが可笑しく、
同時に嬉しい。
宗一郎は手を伸ばしそうになり、
堪えた。
(理玖と優月くんが共に過ごした日々は、
ふたりだけのものだ……………)
僕が立ち入るのは、
今とこれからしかない。
宗一郎はただ理玖を見つめた。
しばらく経つと、
理玖が振り返って『あ。悪ぃ悪ぃ。
行こう』と笑った。
観覧車に灯りが点(とも)り、
辺りは暗く幻想的だ。
二人は歩き出す。
『こんなデッカイんだな!
すげ~』
『観覧車、乗るかい?』
『えっ、良いのか?』
パッと目を輝かせる理玖。
宗一郎は近くにあるチケット売り場で二枚購入した。
『乗車時間が45分間らしいぞ。
結構あるな………』
『へぇー、デッカイとやっぱすげぇな。
45分かぁ』
『たまに高い場所から見下ろすのも気晴らしになるだろう』
『ホントは外から乗ってみたいなー。
鉄格子を自力でよじ登って頂上に行けたら最高だろーな』
理玖らしい。
宗一郎は噴き出した。
『あ、笑うなよ!
大事なことじゃん?自力』
理玖にとっては、ね____
宗一郎は理玖らしさが可笑しく、
同時に嬉しい。