この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
『108……………1階か。
こっちね』
渚はさっさと部屋に向かう。
何泊かすれば羽乃とすれ違うだろう。
それまで待とう………
そう思いながらミシミシ鳴る板の廊下を歩いていたら、
前から男が来てぶつかった。
『チッ!
どこ見て歩いてやがんだコラァ』
男が怒鳴る。
____謝るに限る。
こういう輩(やから)は威圧的に振る舞いたいだけ。
『申し訳ありませ…………』
男を見て愕然とした。
羽乃だった。
日に焼けた浅黒い肌。
彫りの深い顔。
イケメンである。
しかし人相が悪い。
一見してヤクザと分かる。
『あ?何見てんだ?
…………アンタここに泊まんのか?』
『あ、いえ…………
俳優の阿部○に似てるなと見惚れてしまいまして』
咄嗟に世辞を言う。
すると羽乃はコロッと機嫌を良くした。
『何だお前分かってんじゃん?
気をつけろよ?』
渚の肩をポンと叩き、
鼻歌を歌いながら歩いてゆく…………………
単純………………
一瞬、理玖の顔が浮かんだ。
(ダメ!単細胞だからって一括りにしてどうすんのっ)
平静を装い、
108に入る。
6畳ほどの和室。
隅に布団・枕が重ねてあるだけ。
窓があった。
こっちね』
渚はさっさと部屋に向かう。
何泊かすれば羽乃とすれ違うだろう。
それまで待とう………
そう思いながらミシミシ鳴る板の廊下を歩いていたら、
前から男が来てぶつかった。
『チッ!
どこ見て歩いてやがんだコラァ』
男が怒鳴る。
____謝るに限る。
こういう輩(やから)は威圧的に振る舞いたいだけ。
『申し訳ありませ…………』
男を見て愕然とした。
羽乃だった。
日に焼けた浅黒い肌。
彫りの深い顔。
イケメンである。
しかし人相が悪い。
一見してヤクザと分かる。
『あ?何見てんだ?
…………アンタここに泊まんのか?』
『あ、いえ…………
俳優の阿部○に似てるなと見惚れてしまいまして』
咄嗟に世辞を言う。
すると羽乃はコロッと機嫌を良くした。
『何だお前分かってんじゃん?
気をつけろよ?』
渚の肩をポンと叩き、
鼻歌を歌いながら歩いてゆく…………………
単純………………
一瞬、理玖の顔が浮かんだ。
(ダメ!単細胞だからって一括りにしてどうすんのっ)
平静を装い、
108に入る。
6畳ほどの和室。
隅に布団・枕が重ねてあるだけ。
窓があった。