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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
窓が開くかどうか確かめる。



ガタついたが、
半分開いた。


(はぁ……………いきなり見つかるとはね!)

心臓がバクバク鳴っている。


今頃になり、汗が噴き出した。


小さなボストンバッグを置く。




羽乃の顔は事前に調べておいた。


これは、夕に頼まなくてもネットで出て来たのだ。


犯罪歴があるから。
主に窃盗・麻薬売りなど軽めの犯罪。





『イケメンには違いないわねぇ…………』

それにしてもどこが良かったのかしら?と亡き優月とやらに問いかけてしまった……………………








____夜になると、
何となく宿全体がざわつく。


日雇い労働者が戻ってきたり、
安上がりな旅行をしている観光客も就寝のため宿に入ったのだろう。



渚は軽く夕飯___サンドイッチだ___を摂り、
備えた。

早めに話をつけようと決めたのだ。
明日になれば羽乃がこの街から居なくなる可能性が高い。

小さな肩掛けバッグに、タオルで包んだ拳銃を入れておく。


夜…………
皆が寝るころなら、
羽乃も大騒ぎをしないはず。

何せヤツも組から追われてるのだから。



渚は部屋を出、
お婆さんの小部屋に向かった。

『あの~。
何かお手伝い出来ることはないですか?』



策を考えた。
お婆さんの手伝いをしていれば、
自然に羽乃の出入りが見える。

怪しまれずに。




お婆さんは『ほい?
あんた、観光かね?
そりゃ手伝ってくれたらありがたいけど………』と突然の申し出に困惑顔だ。









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