この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
『な、なんだお前っ!!』
羽乃が後ずさる。
『静かに!
敵じゃないわ。
羽乃さん、あなたに聞きたいことがあるのよ』
渚は拳銃を羽乃の眉間に近づけた。
『な……………お前、組の女か?!』
『違うわ。
あなたの婚約者___江名優月さんのこと。
教えてほしいの。
危害は加えない。約束するわ』
渚はじりじりと詰め寄る。
意識して丁寧な言葉使いをした。
『ゆづき……………?!
何で知ってやがんだ?
お前、誰なんだ?』
羽乃は後ずさりながらもがなる。
『一つだけ答えて。
優月さんが堕胎したわよね?
あれは……………誰の子なの?』
『………優月の仲間か?』
渚は首を振った。
『単なる知人よ。
知りたいの。
子供の父親は、誰?
それだけでいい』
____羽乃が、
渚の後ろの襖を見た。
ギョツと目を見開き、
血走った眼になる。
渚も振り向いた。
ガツン!!
目の前に火花が散る。
しまった、罠…………!
そう思った時にはもう、
羽乃は渚から拳銃を奪い、組み伏せていた。
『ぐっ………………!』
技をかけられたかのように、
後ろ手を掴まれて畳に突っ伏す。
『お前は誰だ?
なぜ、
優月を知ってるんだ……………
上からの指示か?
言え!!コラァ!』
羽乃は膝で渚の背中を蹴った。
激痛が走り、息ができない。
『がはっ……………!
ち、違うわ………………!
私はあなたの組の関係者じゃない!』
それでも渚は声を出した。
カチャリ。
耳元で不吉な音がする。
___銃口だ。
羽乃が後ずさる。
『静かに!
敵じゃないわ。
羽乃さん、あなたに聞きたいことがあるのよ』
渚は拳銃を羽乃の眉間に近づけた。
『な……………お前、組の女か?!』
『違うわ。
あなたの婚約者___江名優月さんのこと。
教えてほしいの。
危害は加えない。約束するわ』
渚はじりじりと詰め寄る。
意識して丁寧な言葉使いをした。
『ゆづき……………?!
何で知ってやがんだ?
お前、誰なんだ?』
羽乃は後ずさりながらもがなる。
『一つだけ答えて。
優月さんが堕胎したわよね?
あれは……………誰の子なの?』
『………優月の仲間か?』
渚は首を振った。
『単なる知人よ。
知りたいの。
子供の父親は、誰?
それだけでいい』
____羽乃が、
渚の後ろの襖を見た。
ギョツと目を見開き、
血走った眼になる。
渚も振り向いた。
ガツン!!
目の前に火花が散る。
しまった、罠…………!
そう思った時にはもう、
羽乃は渚から拳銃を奪い、組み伏せていた。
『ぐっ………………!』
技をかけられたかのように、
後ろ手を掴まれて畳に突っ伏す。
『お前は誰だ?
なぜ、
優月を知ってるんだ……………
上からの指示か?
言え!!コラァ!』
羽乃は膝で渚の背中を蹴った。
激痛が走り、息ができない。
『がはっ……………!
ち、違うわ………………!
私はあなたの組の関係者じゃない!』
それでも渚は声を出した。
カチャリ。
耳元で不吉な音がする。
___銃口だ。