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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
活字が頭に入ってこない。
緊張してる。
(落ち着いて…………遥香)
深呼吸をした。
目を閉じると、
理玖の笑い顔が浮かんだ。
〔はるか!〕
声も蘇る。
(……………元気になったかしら?
私がこんな事をしてると知ったら、
怒るかしらね…………)
勝手な思いだ。
だけど、どうしても知りたい。
羽乃に訊きたい。
なるたけ穏便に____…………
(まず穏便はムリだわね)
渚は自分でも大胆さに驚いている。
今まで、誰かのために身を挺した行動なんか取らなかったのに……………
『…………………りく』
その名を呼んでみた。
クッと苦笑する。
呼んだところで手に入らないのに。
_____1時間経った。
夜8時………5分前。
そろそろ行こう。
隣からは、何の音もしない。
渚は肩掛けバッグを掛け、108を出た。
隣の107をノックする。
左手は、
バッグに忍ばせて。
『ふぁい?
あんだよ、誰だよ』
寝ていたんだろう。
羽乃が欠伸をしながら襖を開く。
(この男、組織に狙われてる自覚はないのかしら………)
半ば呆れつつ、
『あのー。
頼み事があるんですが、ちょっといいですか?』
猫なで声を出して踏み込む。
羽乃がギョッとした。
襖を後ろ手に素早く締めると、
左手にある拳銃を突き出した。
緊張してる。
(落ち着いて…………遥香)
深呼吸をした。
目を閉じると、
理玖の笑い顔が浮かんだ。
〔はるか!〕
声も蘇る。
(……………元気になったかしら?
私がこんな事をしてると知ったら、
怒るかしらね…………)
勝手な思いだ。
だけど、どうしても知りたい。
羽乃に訊きたい。
なるたけ穏便に____…………
(まず穏便はムリだわね)
渚は自分でも大胆さに驚いている。
今まで、誰かのために身を挺した行動なんか取らなかったのに……………
『…………………りく』
その名を呼んでみた。
クッと苦笑する。
呼んだところで手に入らないのに。
_____1時間経った。
夜8時………5分前。
そろそろ行こう。
隣からは、何の音もしない。
渚は肩掛けバッグを掛け、108を出た。
隣の107をノックする。
左手は、
バッグに忍ばせて。
『ふぁい?
あんだよ、誰だよ』
寝ていたんだろう。
羽乃が欠伸をしながら襖を開く。
(この男、組織に狙われてる自覚はないのかしら………)
半ば呆れつつ、
『あのー。
頼み事があるんですが、ちょっといいですか?』
猫なで声を出して踏み込む。
羽乃がギョッとした。
襖を後ろ手に素早く締めると、
左手にある拳銃を突き出した。