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〇〇を教えて。。
第8章 ウマくいったらHappyみたい☆
『良かった………………!!

毬佳くん、もう大丈夫なんだな?』


藤代宗一郎が毬佳を見て言った。





夢?
じゃないわよね…………



『大丈夫じゃよー。
元もとかすり傷だしなぁ。
貫通してないし、
弾は直ぐポロリしたしねぇ。奇跡的だ、至近距離で。
安静にしていれば一ヶ月の入院でO.K.だよ。
また診にくるよ、
外来もあるしね』

涙を拭う毬佳の代わりに、
壮年の医者が答えている。



『白石先生………………
ありがとうございます…………』

藤代宗一郎が頭を下げる。




渚はジワジワと思い出した。



『あれ………………?
羽乃は?』


掠れ声が出た。



『渚くん、
喋るな。
全く…………どうしてあんな無茶をしたんだ………』

藤代が項垂れた。

『毬佳くんも、知ってて黙ってるなんて水くさすぎる……………』



『渚は一度言ったら聞かないわ。
それに………………
渚にだって〔人に言えない想い〕があるのよ。
あんなに直ぐ羽乃とバトルになるなんて思わなかったけれど。

もっと私が用心していれば良かった………』





『あの…………………、
羽乃は?

私、取っ組み合いになったあと確か撃たれて………』
左脇腹がズキッと痛む。

が、
渚は自分が今__白石医院にいること・
無事だったことが朧気に分かると、
羽乃のことが気になった。






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