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〇〇を教えて。。
第8章 ウマくいったらHappyみたい☆
____『何だ?毬佳らしくないなぁ。旧友の一大事とはいえ………常に冷静沈着なのだが。
月経前だろうか?』
宗一郎は呟き、
白石医院を後にした。




(手料理か。

よし、いつも以上に丁寧に作るとしよう♪♪)


_____宗一郎の頭には、
喜び勇んでガツガツ食べる理玖の顔が浮かんだ……………

























毬佳はその夜、
医院の自室にてSBカードをPCに差し込んだ。


ヘッドホンをする。


ザーザー……………
雑音が大きい。



〔………………りたいだけ………〕

渚の声。

〔子供の父親は誰?それだけ………い〕

聞き取り難い。
毬佳は音声に集中した。



〔お前は誰だ?……………らの指示か?言え!〕
ドスの利いた男の怒鳴り声。

羽乃の声だわ。



しばらく無音が続く。



〔優月が…んだ?
……んたそれ、本当なのか?〕

呆気に取られたような羽乃の声。



(……………まさか。

羽乃ってヤクザは、優月の自死を知らなかったの?)



〔………らなかったの?婚約者なのに〕


渚も同じことを思ったようだ。



ガハッ、ケホ………ザーザー………

咽せる咳の音。



渚の声がした。〔本当だって………えて、子供の…親は……〕



(吐くかしら?)
毬佳はゴクッと唾を飲み込んだ。


〔………じゃない。優月とはしばらく…かったんだ………
算しても明らかにおかし……

だから、……んだ。「てめぇ、誰の子を産む気だ」って………かと思って問い詰めた。

………たら、「出来るはずがない……行為も気をつけて一切……ない……………」やがった。

じゃあ、浮気相手………ぇか?
………から堕ろせと迫ったんだ………〕




毬佳は知らず知らずのうちに息を止めていた。
はーっと一気に息を吐いた…………

(やはり、そうだったのね………)



またザーザーと雑音がした。

終わりかと思った毬佳は、再び耳を澄ませる。


〔死んだなんて、じゃあ風俗店の借金は全て俺にかかってくるじゃねぇか〕




バキッ、ザーザー………………


プツリ。





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