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〇〇を教えて。。
第8章 ウマくいったらHappyみたい☆
_____________
翌日の午後。



寝不足のまま研究所にて勤務する宗一郎に、

受付嬢が小走りにやってきた。
コンコンとノックする音。


『藤代先生、
お客様です』




『ん?
誰かな?』PCから顔を上げると、
毬佳が腕を組み立っている。





『毬佳くん……………。
君、案内をありがとう』
宗一郎は受付嬢に言うと、
ツカツカ歩いて入口横のイスに座った毬佳を見つめた。





『宗一郎さん?

あなた、思い詰めてるでしょ』

毬佳が宗一郎を見据える。






『分かるのか苦笑』

毬佳に取り繕っても仕方ない。



宗一郎は素直に認めた。


_____自分を心配して、
多忙な中来たのだと思うと虚勢も張っていられない。



『やっぱり……………。

あなたの責任はどこにもないわ。

言ったでしょ?
江名優月だって、何も分からない子どもじゃないはず。自分で決めたのよ』



毬佳の励まし。


しかし、
それすら胸を抉る。



右手に持っていたペンを置く。



『理玖の子か…………………………。

さぞかしヤンチャできかん坊なんだろうなと思ってしまうよ』
自分をあざ笑う。



すると……………
毬佳は突然立ち上がり、
宗一郎に歩み寄ると左頬をパシッと叩いた。




メガネが若干ずれる…………。







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