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〇〇を教えて。。
第8章 ウマくいったらHappyみたい☆
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『理玖!
何故一番に僕に言わないんだっ』
怒鳴りながら扉を開く宗一郎。




ギプスをして、吊した左脚。

ベッドの上の理玖は『おー!来てくれたんだ?
だってさ、仕事中に怪我したんだからしゃーないじゃん』
と缶ビールを片手に持っている。




宗一郎はガクッと首を曲げた。


『入院中にアルコールを摂取するんじゃあない』
ビールを奪う。




『個室なんだな、理玖』
ベッド脇に腰を下ろした。

毬佳の計らいだろう。




『うん。個室ってっちょーーー暇。
話し相手いな………』

ビール缶を備え付けのテーブルに置き、
宗一郎は理玖の唇を塞いだ。



『んんっ…………ん、気持ちいー』

くちゅくちゅと音を立てて舌を絡ませる。





宗一郎はネクタイを緩めた。

理玖は目を閉じ、
宗一郎の肩にしがみつく。











ベッドが軋む。


『何処にも行くなよ、理玖』



『行かねーよ………ん、ふぅっ……』

歯茎を舐めながら、
(いや………何処に行っても僕が追いかけたらそれで良いんだ)と気付く宗一郎。


理玖の手を握る。





やんちゃで愛しい理玖。



ふたりの熱いキスは、

病室内の温度を上げるかのようにねっとりと濃く深い。




___互いが教えてくれたもの。
形のない、だけど大切なコト。






ふたりは上体を捩り、荒い吐息を漏らしながら体をぶつけ合う。




目の前に存在する人は、

決して、居て当たり前じゃないのだ_______________



理玖と宗一郎はそれを確かめ合うように抱き合った……………………………………










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