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〇〇を教えて。。
第9章 Happy以前
静寂が図書館を埋め尽くす。



ぴちゃぴちゃと瑠樹が舌先で弄ぶ。



『藤代くん、代表だってさ?
ん………、』



『茶化すな。
誰でも良いってことだ』



『…………………ココも?
こういうコトをするのも、誰でも良いってこと?』



『ちが……………っ、
ああっ、瑠樹!』


瑠樹は口を放すと起立し制服ズボンを下ろして、
宗一郎の口に押し込んだ。



宗一郎は長い瑠樹のそれを根元まで咥えこみ、
舌をばたつかせた。

睨み返す。


視線がぶつかると、あたたかな感情が心を満たした。



瑠樹の瞳にも愉悦と安穏が浮かぶ。






_______昨年の秋だった。

同じクラスながらあまり接触をしたことがなかった瑠樹。優等生の彼は宗一郎含め他の生徒ともあまり絡まず淡々としており、
孤高のイメージだった。



宗一郎は忘れ物をし、
日が暮れたあと校舎に入った。



すると……………。


教室の机と椅子を全て後ろ側に積み立て、
その頂点に座っていた生徒がいた。


瑠樹だ。



「あ、やっべ。見つかったねぇ」
これが第一声である。



宗一郎はイメージとは全く違う瑠樹に、
思わず噴き出した。


それからだ。

少しずつ、少しずつ2人は秘密の時間を過ごし増やしてきた。

想いと一緒に。








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