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〇〇を教えて。。
第9章 Happy以前
『瑠樹……………、
ここじゃダメだ』


『分からないってば』


蘭京大学付属高校の敷地内にある、
図書館。


純文学の列でふたりは重なってる。



『宗一郎……………、
我慢できないよ』

瑠樹は息を乱して宗一郎の制服ズボンのホックを外した。



止める間もなく、
根が顔を出す。


瑠樹がそれを咥え込んだ。




7限目、倫社。


単位制のこの学園はサボり易い。


午後のぬるい日差しが校庭を照らしている。


宗一郎と瑠樹は暗黙の了解で自然に図書館に向かった。







瑠樹の口内が熱い。
まとわりつく唾液。


制服独特の衣擦れの音。


瑠樹はぴちゃぴちゃと宗一郎にしか聞こえない程度に音をあげながら、
根を味わう。






『___瑠樹っ………くっ、ああっ』
宗一郎はのけ反った。

瑠樹の愛撫はいつもいつも手順が違う。


分かっている。



天の邪鬼な瑠樹という男は、
宗一郎を手こずらせてほくそ笑むのだ。

惑わせて。




じろりと下から睨む瑠樹。


瞳が嗤っている。






『____生、
論文発表は2年の藤代で?』

声がした。
人の気配がする。


宗一郎は慌てて手の甲を噛んで堪えた。


しかも自分の話題らしい。




『ええ、彼のが一番分かり易く優秀でしょう。
なぁに、所詮高等科の論文大会ですから』

男性教諭の声。



宗一郎は鼻白む。

『うっ!!』
瑠樹が強く吸ってきた。




『____あら?誰かいるのかしら?』



『いえ、居ないでしょう?
外履きもなかったですし、古い建物ですから軋みますしね』



『まあそうですわね。
先生、この間の模試の____』

教諭がふたり、遠ざかってゆく。


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