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〇〇を教えて。。
第2章 始まりそうな予感みたい☆
『……………………
……………悪かった』
唇を離して藤代が立ち上がる。
理玖はバクバク動く心臓を押さえて、
ベッドに突っ伏している。
『…………済まない。
確かに、
立ち入り過ぎた。他人のする事じゃない。
―――白石の言う通りに2日入院して診て貰ってくれ。あの子の腕は確かだ。
快復したら真田さんとやらに連絡を入れる様に頼んでおく。
――悪かった。
失礼する』
『…………待て』
理玖が呟く。
『―――何だ?』
藤代の足が止まる。
『…………ちょっと……………来て』
理玖は顔を枕に着けたまま、
手をヒラヒラさせて藤代を呼ぶ。
『…………どうした?
気分が悪くなったか』
藤代が理玖の傍らに寄り顔を覗き込んだ。
理玖は体を仰向けにして素早く起こすと、
藤代のネクタイを掴んだ。引っ張る。
理玖は、
藤代の唇に自分の唇を押しあてた。
舌を捩じ込む。
藤代がよろけてベッドに手を着く。
『……………っ……ふ……………』
気持ち良い。
甘い。
何だ、これ――――――――――――――
理玖は初めて味わう快感に、
夢中で舌を絡ませた……………………