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〇〇を教えて。。
第2章 始まりそうな予感みたい☆
『…………はあっ、はっ……………』
理玖は夢中で舌を絡ませていく。
(頭が痺れて………
気持ちい―――――)
藤代がベッドに体を傾けて、
理玖にのしかかる。
藤代の左手が、
理玖の脚の付け根をまさぐった。
『………ん、あっ?!
うわ、立ってる?俺……』
思わず声に出してしまった。
藤代が理玖の顔を見つめ、『ふっ………くくく…………何だ、自覚無かったのか……そっ…そんな事まで言葉に出すとは……』
と堪えるように笑い出した。
『…………―――笑えるんじゃん、オッサン…』
理玖はいつも冷たい表情で自分に怒っている藤代――しか見てないのたが――
が、
綻んだようにクシャリと破顔するのを見て驚いた。
はっ、と藤代が真面目な顔つきに戻る。
『――コホン。
その、何だ………
君さえ良ければだけど。
たまに会ってくれないかな』
『…………………
何で?』理玖がポカンと口を空けている。
『……君……
本当に分からないのか?』
『うん。何で?』
藤代は頭を抱えた。
(ここまで無知だとは…………)
『――あ。
もしかして掃除??
したら時給で良いからバイト代くれない?
ならやる』
理玖が嬉しそうに言う。
―――――仕方ない。
分からないのなら……
少しずつ教えてやる。
『ああ。了承するよ。
週5日通いなさい』
『はあ?週5ぉー?
まぁ金になるなら良いか………ここの入院費用だって要るからな……
わかった!
退院したら行く。』
『約束だぞ?』
『わあった〜〜〜。
約束する。
んじゃちょっと寝るわ…………眠い……』
言うが早いか、
理玖はスースーと寝息を立てている。