この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
×アリエナイカノジョ×
第9章 ◆ Scene01
想いを寄せる同級生の、本気の自慰行為を目の当たりにして影人は思わず呟く。
露わになっている撓わな胸や太腿は、興奮を表すかのように、汗を滲ませて艶めかしい光沢を見せていた。
右手がグニュグニュと柔肉を捏ね、乳首をコリコリと捻っては引っ張れば、粘土細工のように容易く形を変える胸。
イヤらしい動画など霞んでしまうと覚えるほどに、紗英のオナニーを覗き見る影人の興奮は昂ぶっていた。
「…ゴクッ…」
幾度となく無意識に喉を鳴らして、紗英の痴態を覗き見る。
当初は見付からないようにと、扉の隙間から僅かに頭を出して恐る恐る見ていた影人。
しかし、余りの興奮に、何時しか頭部は廊下へと飛び出し、同級生の艶めかしい肢体を食い入るように見詰めていたのだった。
紗英が少しでも顔を向ければ、バッチリ視線が合うような状況。
「ンハァァァッ…気持ち良くて…手が…止まらなぁいっ」
快感に溺れた紗英から振り向く気配は感じられなかった。