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×アリエナイカノジョ×
第13章 ◆ Scene05
「鎮まれ鎮まれぇ」
頭からシャワーのお湯を被り、雑念を追い払おうと試みる。
しかし、脳内で再生される淫らな光景は、紗英の思惑に反して幾度となく再生される。
跳ね上がる数字の数だけイヤらしい姿を視られているかと思うと頭がクラクラしてくる。
最早、パスワードの流出経路などを考える余裕も無かった。
周囲に観た人間が居ない事を願うばかりであった。
掌を滑らせて全身を擦ったところで、気は紛れる事が無かった。
「ここも……アソコも………」
両手で掬うように持ち上げれば、スルッと滑って勢い良く弾む撓わな胸。
少しも翳りの無い、ふっくらとした恥丘。
剰え、アナルさえも映し出されていた。
全身を隈無く観られている現実。
カラダを滑る紗英の両手の動きは、カラダを洗うものから徐々に変化していったのだった。
「…これから……どうなっちゃうんだろ……」
【完】