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×アリエナイカノジョ×
第11章 ◆ Scene03
 
「てか、立ち画も良いけど…そろそろ………」

 その言葉にビクッと反応する。

 一度始まれば、更なる要求があってもおかしくは無かった。

 はっきりと要求はされなくても、続けたい言葉は推測出来る。

「え、えっと………」

 戸惑うアニメ声が静かな視聴覚室に流れる。

 胸を撮られながら要求される事に、繰り返されている鼓動が聞こえてきそうな程に速まっていく。

 露出も宛ら、指示される事にカラダを熱くさせる紗英。

 マゾ気質が徐々に顔を覗かせれば、更に疼きを強く意識し始める。

「まぁ、オレはなぁにも言わないけどさぁ………」

 画面を覗きながらニヤッと笑みを浮かべる男子。


…これ以上の…こと………
…こんな…場所で………


 全く人が来ないとは言い切れない教室。

 既に上半身を裸にしているだけでも、感情は昂ぶっている。

 万が一を考えれば、これ以上の事は余りにも危険な状況で、紗英は行動を起こした。

「え、えっと…じゃ、じゃあ………」
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