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第18章 別離と邂逅

さすがに、初対面の男にイキナリ怒鳴りつけられて驚いたみたいで。

「なんであなたにそんな事言われないといけないんですか？私がどうしようがあなたには関係ないでしょ⁉︎」

確かに、そりゃそうだ。
だけど、俺は引かなかった。
生きたくても、生きられなかった人が居る。深谷だってその1人。もちろん、瞳も。
関係ない人の為に生きろなんて言わない。でも、彼女には、深谷の為に生きて欲しかった。

「…深谷が、君との未来を望んだから。君が自分やお腹の子の命を粗末にしたら、深谷が悲しむ。深谷の為に、深谷の分も生きて。お願いします…」

「なんで…あなたが泣くの…」

俺は…また涙を流していた。
瞳の事故以来、どうやら俺の涙腺は壊れてしまったみたいだ…
すぐに水漏れを起こす。
パッキンがイカれたのかな…