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第27章 オマケの 片想い

「そんなこと言ったってしょうがないだろ？もう再婚しちまったんだからよ、お前の入る隙間なんか1ミリもないの！とっとと諦めろ。それとも新婚の幸村に、告るか？ あいつが折角掴んだ家庭を壊すだけの度胸があんのかよ？だったらそうしろよ。俺は何にも言わねぇよ。」

酷なコトを言ってるって事くらいわかってる。
でも、そんな不毛な片思いやめて、俺のことちょっとでいいから見てよ。

ムカムカしながら、運ばれてきたビールを煽る。

「そんなこと、出来ないよ。私だってわかってる！でも、井上くんだけは無理なの！生理的にムリ！」

そこまで⁉︎

俺は、がっくりとうなだれ、そのまま起き上がることはできなかった。



ーfinー