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第24章 聖夜

24日は平日で。
帰りにケーキを買って帰り、3人でささやかなパーティーをする。
清美ちゃんお手製のチキンの照り焼きとグラタンに舌鼓を打ち、食後だからと敢えて小さめにしたケーキを三等分して食べた。
そしてプレゼントだ。

サンタさんがやってくる演出なんて、最初は考えてなかったんだけど、会社で先輩に聞いたら、結構な割合でやってるヒトが多くて。クローゼットに隠してたプレゼントを、1度ベランダに出して、晃一と一緒に探して、見つけた体で渡したらテンションMAXで、

「わあぁぁぁ〜…サンタさん、どうしてボクが欲しいもの知ってたのかなぁ⁉︎」

と大興奮だった。その問いにウッと言葉に詰まった俺に、

「晃一くんが欲しいって言ってたから、お父さんがサンタさんにお願いしてくれたんじゃないかな？」

と清美ちゃんがフォローを入れてくれて。

「本当？お父さん‼︎サンタさんにおてがみ書いてくれたの？」

「え？あ、あぁ、うん、まぁな…」