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パズル
第7章 親友

後期の授業が始まって、久々に友達と 顔を合わせた。
皆夏を満喫したようで、一様に日焼けしている。
内定が取れて就職活動から解放されたためか、髪を金髪に染めてたり、塞いだはずのピアスが復活してたり、チャラさに拍がかかったやつも多かった。
そしてそれは、今の俺には、遠い世界のことのように感じた。
「おー、久しぶりぃ!お前何回もレンラクしてんのに、ナニ無視してんだよ。」
松木だった。件のナンパボード旅行の計画者にして、無類の遊び好き。それでも面倒見がよくて、以前は仲良くしてたほうだった。そういえば、夏の間友達とコンタクトを取ることがほぼなかった。
「え、あ、そうだったのか、悪い」
「おう、海行こうって誘おうと思ったら勝手にグループ退室しやがったろ⁉︎しかも連絡ナシとかマジあり得んわ」
そういや既読スルーになると煩いし、どうせ行けもしないのにしょっちゅう誘いが入るのも鬱陶しいから、バイトに本腰入れ出して、友達とのグループLineは退室したんだった。
その理由を連絡するのすら忘れてた。それどころじゃなかったし。
皆夏を満喫したようで、一様に日焼けしている。
内定が取れて就職活動から解放されたためか、髪を金髪に染めてたり、塞いだはずのピアスが復活してたり、チャラさに拍がかかったやつも多かった。
そしてそれは、今の俺には、遠い世界のことのように感じた。
「おー、久しぶりぃ!お前何回もレンラクしてんのに、ナニ無視してんだよ。」
松木だった。件のナンパボード旅行の計画者にして、無類の遊び好き。それでも面倒見がよくて、以前は仲良くしてたほうだった。そういえば、夏の間友達とコンタクトを取ることがほぼなかった。
「え、あ、そうだったのか、悪い」
「おう、海行こうって誘おうと思ったら勝手にグループ退室しやがったろ⁉︎しかも連絡ナシとかマジあり得んわ」
そういや既読スルーになると煩いし、どうせ行けもしないのにしょっちゅう誘いが入るのも鬱陶しいから、バイトに本腰入れ出して、友達とのグループLineは退室したんだった。
その理由を連絡するのすら忘れてた。それどころじゃなかったし。

