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パズル
第10章 New comer
急いで病院に戻る。
病室には、ベッドに半身を起こした状態の瞳と、同じ高さのベビーベッドの中でスヤスヤと眠る赤ん坊がいた。
俺は指で、その小さな頰を触ってみた。
ちょっとサルみたいだけど、すごくスベスベで。
何回も触ってたら、抵抗するように赤ん坊が手を上げてきた。慌てて手を引っ込める。
なんか、こんなに小さいのに、ちゃんと生きて動いてる、というのがまだ信じられなかった。
子供なんて、そんなに好きでもなかったのに、なんでこんな感動するんだろう。
見てるだけで、ちょっと目が潤む。
「目元が、順一によく似てるの。」
瞳が嬉しそうに言った。
「瞳、ありがとう。しんどかったよな、半日以上かかったし。」
「しんどかったし、痛かった。でも、生まれた瞬間、ぜーんぶどっかにとんでった!」
と、瞳が笑う。
オンナってホントスゲぇ。
病室には、ベッドに半身を起こした状態の瞳と、同じ高さのベビーベッドの中でスヤスヤと眠る赤ん坊がいた。
俺は指で、その小さな頰を触ってみた。
ちょっとサルみたいだけど、すごくスベスベで。
何回も触ってたら、抵抗するように赤ん坊が手を上げてきた。慌てて手を引っ込める。
なんか、こんなに小さいのに、ちゃんと生きて動いてる、というのがまだ信じられなかった。
子供なんて、そんなに好きでもなかったのに、なんでこんな感動するんだろう。
見てるだけで、ちょっと目が潤む。
「目元が、順一によく似てるの。」
瞳が嬉しそうに言った。
「瞳、ありがとう。しんどかったよな、半日以上かかったし。」
「しんどかったし、痛かった。でも、生まれた瞬間、ぜーんぶどっかにとんでった!」
と、瞳が笑う。
オンナってホントスゲぇ。