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山田雪江のフロント日記
第7章 エピソード 4 止めときゃいいのに
廊下はシンと静まりかえり、スタッフはやれやれ、と息をついてから
止めていた手を動かした。
それから30分もしなかったらしい。
ドアが勢いつけて開く音が聞こえてきた。
さっきのやり取りをしていた男女がもう出たらしい。
スタッフは、あら早いわね、とまたドアの隙間から様子を窺った。
その時の印象を、スタッフはこんなふうに言っていたらしい。
・・女の靴音ね、ガンガン立ててさ、怒ってますって感じに聞えたわ。
どちらの声もしなかった。靴音だけ。
あれはもしかしたら・・
とにかく部屋に入ってからとかなんとかうまく言われて
結局はやられちゃったって感じかしらね・・
止めていた手を動かした。
それから30分もしなかったらしい。
ドアが勢いつけて開く音が聞こえてきた。
さっきのやり取りをしていた男女がもう出たらしい。
スタッフは、あら早いわね、とまたドアの隙間から様子を窺った。
その時の印象を、スタッフはこんなふうに言っていたらしい。
・・女の靴音ね、ガンガン立ててさ、怒ってますって感じに聞えたわ。
どちらの声もしなかった。靴音だけ。
あれはもしかしたら・・
とにかく部屋に入ってからとかなんとかうまく言われて
結局はやられちゃったって感じかしらね・・