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山田雪江のフロント日記
第9章 エピソード 6 自分で起き上がれない客
無事にベッドに腰掛けることができた男は、
もう帰りますと、頭を下げていたという。
「しかし、そんな一人で起き上がれないのによく行きますよねぇ」
思わず私は眉間に皺を寄せた。
「その客ね、Aのほうにも来たことがあるのよ。
やっぱデリヘル頼んでてね、デリは帰っちゃったわよ」
ふうん・・と私はあきれ返った。
そんなにまでしてデリヘルを頼みたかったのか?
男の欲望って、
女には解らないってことなのかしらね・・・