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影に抱かれて
第2章 月と太陽

「ああ、そっか……そうだね」 

物心ついた時から、ジュールの喜びがリュヌの喜びだった。

誰にも気付かれてはいけないとジュールが諭す理由も、二人にとっての特別なおまじないだからと言われれば、そうなのかなと思えた。

ジュールが熱い視線を送ると、リュヌの鼓動は自然と高鳴る。

そして、淡いルージュでも塗ったかのようなリュヌの艶やかな唇が近付き、ジュールの唇に柔らかく重ねられた。

胸が高鳴る理由……それがなぜなのかリュヌには分からない。

ただ口付けをすることはリュヌにとっても何か特別な……尊い行為であることは間違いなく、その喜びのせいで胸が騒ぐのかもしれない。

そこに背徳的な影を感じることはリュヌにはまだなかった。

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