この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
影に抱かれて
第5章 甘く、苦い……
「ああっ……ジュール……ジュール……ううっ……」
青い瞳を潤ませながら痙攣し始めるリュヌの様子を見て、ジュールは一旦口を離し、歌うように話し掛ける。
「可愛いリュヌ……どうしたい? ねえ、僕の中でどうしたいの?」
ジュールの指先は焦らすように少し力を緩め、しかしそのまま止まることなく愛撫を続けた。
「ああ、口で……口の、中に……」
もはや情欲の結晶となったリュヌの性器は、今にもはち切れんばかりに膨らんでいる。
「ちゃんと言わなきゃ……分からないよ? 」
ニヤリと笑うと、ジュールは勝ち誇ったような笑みで見上げながらそれを口に含む。
今まさに、愛しいリュヌの精が放たれようとしていた。
「あっ……ああっ……お願い、口の中に……ジュールの口の中で……」
その時、ザザッと大きな音がして突然カーテンが取り払われた。