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電動人形
第35章 御奉仕
「ほら、お前が舐めてやれよ。
お前らが後ろから抱えてやれ、俺がカメラマンをするから…」

また主に見せつけるつもりなのだ。

男には呆れたが、ガラス器でうねるその生態を味わってみたい。
ボクはその欲望に負けた。

「外すぞ。」

二人がかりで膝裏から担がれ、秘部を開かれた人形が近づけられる。

こんな明るいところで、それを間近に見ること自体初めてだった。

ガラス器に捕らわれた生き物は美しく蠢く。

男が器を外すとそれは外気に触れて生き返ったように見えた。
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