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電動人形
第35章 御奉仕
「おぃおぃ、お人形ちゃん、自分の欲しいモノはわかっているかい?」

中心格を成す男は、人形を元の腰折れの体勢に戻して問いかける。

本人にねだらせて凌辱する。何処でも使われている手だ。

欲しい…

人形はポツリと告白する。

次は何をするのだろう。
私は傍観者のまま、様子を窺っていた。


「欲しいなら、自分で手に入れろ。

ほら、そこのじいさんのをしゃぶってみろ。」


突然、男は私を渦中に引きずり込もうとした。

「いや、君、私はもう若くないから、無理だよ。」

実際にそうだし、面倒に関わりたくなくて答えた。

だが、

「じいさん、勃たないのかよ。

お人形ちゃん、欲しいならじいさんのを勃たせてみな。」
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