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電動人形
第9章 一手
どんなゲームでも最初の一手は、それで勝敗が決まるほど重要だ。

その一手目を下す権利を、俺は男に与えられた。

周りの乗客たちの好奇の目に晒された女性は、自分の置かれた状況も知らず、つり革に拘束されている。


俺はいつものように、電車の揺れを利用して女性に近づき体をぶつける。

ハッとしたように俺を見たが女性はまた前を向いた。

男に囁かれた呪文が何だったのだろう。

その呪文のおかげで彼女は文句も言わないのだろうか。

札に書かれた言葉通りなのだろうか。

俺はぶつかった詫びをするフリをして女性の耳元で、
「いいの?」
と囁いた。

女性は何も反応しない。

聞こえないのか、喋るなと命令されているのだろうか。

俺はポケットに手を入れるフリをして、女性の脇腹を肘で擽り、

手を出しながら、腰から太ももへと手の甲で撫で下ろした。
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