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電動人形
第21章 未知
電話でなくメールの着信のようで、開封すると音は鳴りやんだ。

「なんだったんだ?」

男は当たり前のようにボクを使う。

「メールです。」

「読んでみろ。」


ボクは男の言いなりだった。

『皆様、人形をお使いいただいてますか?

皆様にお使いいただくためにしつらえた人形です。

どうぞ遠慮せずに、お好きにしてください。

人形も喜びますから。

そして私にも人形の様子を見せてください。』


読み上げると男達は厭らしい笑みを浮かべる。

そして、電話が再び鳴り、テレビ電話が繋がる。

向こうの映像はシャットアウトしている。

「どうした?」

「テレビ電話がかかってきました。」

「じゃあ、お前が女の様子を映してやれ。」

言いながら男は女性の乳房を揉み始める。

もう一人の男がその尖端をいやらしく指で転がしていた。
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