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君のKISSに夢☆CHU
第15章 来騎の嫉妬
「ほらっ、今日もパスタ作ったぞ。飲む前にちゃんと食えよ。」
いつものように輝愛がパスタを作ってくれる。
今日は野菜がたっぷり入った醤油ベースの和風パスタ。
その日の気分に合わせて作ってくれるパスタは、いつも美味しい。
私だけでなく、他のお客さんからも輝愛の料理は人気があって、それを食べにくるお客さんも、最近増えている。
フォークでパスタを巻いていると、輝愛が小声で私に話し掛けてきた。
「ところで、あの雑誌ヤバかったな。あれ見たら、来騎は相当荒れるな。」
「えっ?輝愛は見たの?」
「もちろん!見せてもらった写真だけじゃなくて、他も見てみたかったからな。」
「で?どうだった?変じゃなかった?」
「綺麗だった。けど…。」
「けど…?」
眉間にシワを寄せて、渋い顔をした輝愛に私が聞き返すと、輝愛が照れ臭そうに顔を背けて静かに言った。