この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君のKISSに夢☆CHU
第3章 case1,BAR☆年上の男
「お待たせいたしました。」
グラスホッパーは、生クリームとミントを使った甘いカクテル。
でもカクテルなので、アルコール度数はそれなりにある。
飲みやすくても、ゆっくり飲まないとすぐに酔ってしまう。
私はバーテンさんと他愛のない話をしながら、ゆっくりカクテルを楽しんだ。
しばらく1人で飲んでいると、お店に入ってきた男性に声を掛けられた。
「お隣座ってもいいですか?」
「どうぞ。」
声を掛けてきた男性は、ニッコリ微笑むと、私の隣りの席に座った。
細身なスーツをキチッと着こなしていて、髪から指先までしっかりと、身なりが行き届いている。
清潔感に溢れていて、笑顔もすごく爽やかだった。
微笑んだ目尻には、少し皺がよる。
見た感じの落ち着き具合からしても、かなり年上なように思う。