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第1章 モテぬヤれぬ諦める！

「マゾ爺とブラザーズが……一撃で……」

果てしないまでにビビる音無。
セクはそんな音無に迫る。

「呼ぶしかない……切り札、童貞神を……」

音無はケータイを取り出そうとするが謎の声が制する。

「その必要はない」

「え？」

「俺はすでにいる」

セクの前に立ち塞がる1人の男。
奴の名は『田中太郎』or『神聖童貞の田中』or『童貞神田中』である。
なんと超絶イケメンのくせに真性童貞である。
つまり究極の童貞なのだ。

「ほぅ……イケメンなのに童貞とな」

「お前のことは知ってるぜセク。処女を専門にセックスしまくる童貞の敵とな」

「いかにも」

「俺は処女厨じゃねぇが、お前のその明らかに童貞に喧嘩を売っている行動が気にくわねぇんだ」

「俺はただ生娘が大好きなだけだ。他の男の精液を飲んだ女となどヤりたくはない」