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ハツコイ♥アゲイン
第6章 魔法の言葉
「昼は来れねぇから、朝な」
「………!!」
~~う、うそ!
本当に!? やったぁ!!
「ギリギリまで寝てるから、テイクアウトで」
「ってことは大体朝の8時半くらいよね!?」
「何時に行こうと俺の勝手…」
「オープンは7時だよ!
その時間帯は最近ドリンクかラウンド担当だったんだけど、レジに変えてもらう!」
「……??」
眉間に皺を寄せてハテナマークを浮かべる陽向の前で
派手なガッツポーズを披露してしまう。
これから毎日、陽向に会えるんだ……!
それだけでこんなに世界が明るく見えるのはなぜだろう。
キラキラした光が見えるのはどうしてだろう。
~~そうだ、美容院行こう。
この根元のプリンを染め直さなきゃ!
「ねぇ、陽向のその髪色ってアッシュブラウ…
~~って居ないし!!」
忽然と消えたその位置から、慌てて視線を上げたけど既に遅し。
……それでも
単純な私の胸には、あの頃と同じ想いが溢れていて
自然と笑みが零れてきて、胸のワクワクが止まらなかった ───