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ハツコイ♥アゲイン
第7章 惚れない理由が無い
ここまで暑苦しい、鬱陶しい、押し付けがましい告白があるだろうか。
駄目です嫌ですって言われてるんだから、その通り無理なんだろうけど
……だけど
依存してしまうくらい陽向が好きだからこそ
恋愛体質な私と違う、 “ この人の性格 ”
実は気付いていたりする。
「……分かってると思うから、率直に言うけどよ」
握られた手を見て、静かに息を吐いた陽向が
諦めたように肩を落とした。
「恋愛とか恋人とか、興味無いわけじゃねぇけど。
それを基準にして生きてないんだよ」
「………!」
「俺は仕事が第一」
ほらやっぱり!
思った通りだ!
「女は好きだぜ?
ただ、あくまでも娯楽の一部」
「………」
「今回彰の飲み会だって、別になんも考えてなかった。
それこそ単なる気まぐれ」
でしょうね、そんな気がしたよ。
ただ単に同級生達と再会したかったってだけで…
「遊ぶだけの相手なら、向こう(バルセロナ)にもいるし」
「~~え゛!? 相手!?」
「……なんだその過剰反応」
「だ、だって、な、何して遊ぶの!?」
「はぁ? 言わせてぇの?」
「~~~!!」