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ハツコイ♥アゲイン
第7章 惚れない理由が無い
なんだよ!
仕事第一とかストイックなこと言いながらやることやってんじゃん!
歳の差5つ離れているだけで、こんなにも違うものなのかな。
私が子供っぽいから余計なのかもしれないけど……
「スペインでも、おモテになるんですね」
「………」
「胸も大きくてスタイル抜群の美女ばかりなんだろうな……」
心の中で呟いた言葉まで声に出てしまった。
想像しちゃって、なんか一気に暗い気持ちに落ちたんですけど……
「……だけどもうひとつ、本音を言えば」
分かりやすく落ち込んで項垂れる私。
後頭部の上から再び陽向の声が降ってくる。
「久しぶりに会った胡桃に
心が動いたのは……認める」
「………!!」
「可愛いまま育ってるし、なぜか俺この顔が好みなんだよ。
さっき言ったけど特に笑顔。
お前にニコッてされると心臓に矢が刺さる」
「………っ//」
「生意気な性格も全て帳消しにする威力。
ムカつくけど」
ふっと笑った陽向が私の頬を抓った。
そのまま軽く引っ張られる。
「……はは、この感じ。懐かしいな」