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ハツコイ♥アゲイン
第8章 溺れるほど、夢中
─── ゾクリと背筋が震えた。
つい数秒前までは、甘ったるい空気に包まれていたのに
途端に蔑むような、冷たい言い方されて
だけど
そのクールな態度が……余計に私の官能を駆り立てるんだ。
「……っ あ、りえない…よ」
陽向の言葉をそのまま口にする。
ワンピースは下腹部まで捲られて、露わになった下着。
あと数センチ横に移動すれば、中心に触れられてしまう。
それなのに
レースの淵に留まったまま、陽向の指は動かなくなってしまった。
「は、離して…っ」
「どこを?」
「手、と、み、耳、唇…」
「何言ってるか分かんねぇよ、どこ?」
「……あ…っ」
右耳を甘噛みされて、じゅんっと中心が疼いた。
……悔しいけど
この人、私の全てを分かってる。