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ハツコイ♥アゲイン
第8章 溺れるほど、夢中
「 耳、“ 相変わらず ” 弱いな」
何も言い返せない。
耳からうなじまでを舐められて、ただただ反応し続けてしまう。
「胡桃、前見てみ」
「……?」
「窓」
ぼうっとする頭のまま、視線を前に上げると
「……!」
だらしなく脚を広げて、高揚した表情の私が
正面の窓ガラスにくっきりと映し出されていた。
……なに、これ……
なんて顔してるのよ
─── まるで
欲情した、メスのような……
「ありえないとか離してとか吠えたところで
意味がねぇって分かったか?」
色気たっぷりの声で囁かれながら
ワンピースのファスナーが下ろされていく。
「素直さに惹かれるってせっかく褒めてやったんだから
無駄な抵抗するの、やめような」
「………!」
「感じるまま、気持ち良くなっとけよ」
優しく諭すようにそう言った陽向が
開かれた背中から、ブラのホックを外した。
「先に謝っとく。お前を泣かせる」
「………っ」
「……加減できる気がしねぇ」