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ハツコイ♥アゲイン
第8章 溺れるほど、夢中
* * *
─── ゆっくりと開けた、私の目に
高い天井から吊り下がる、シャープなシャンデリアが映った。
「………」
……さっきより、部屋の中が明るいから電気付けたのかな。
それに、床なのになんか柔らかくてふわふわ……
・・・って、あれ?
「おい」
「………!!」
どこからか呼ばれて、瞬時にガバッと上半身を起こした。
ソ、ソファの上だ!
さっきまで窓際にいたのに、なんで急に
いや、きゅ、急じゃ無くて……
「やっとお目覚めですかお嬢様」
「………っ」
「水」
ソファの背もたれを、後ろから軽々と跨いで
ペットボトルを持った陽向が、起き上がった私の横に座った。
「ほら」
「~~~っ///」
「なんだよ、いらねぇの?」