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第9章 もうひとつの再会

う、うそでしょ！？
そんな贅沢な体験してもいいの……！？

見えない私の尻尾がギュンギュン揺れる。


「ほ、本当にいいの！？
平日とか、１日だけにするから…」

「別にいつでもいいよ。好きな時に来い」

「～～っ でも、陽向疲れない？
私が居たら超うるさいと思うよ？」

「だろうな。
けど、いいんじゃねぇの。楽しくて」

「～～～！///」


“ 楽・し・く・て ” ！！


「ありがとう…っ」


嬉しい嬉しい嬉しい
もう本っっ当に大好き！！


「どうしよう陽向、嬉しくてこのまま空飛べそう！」

「うるさい。大袈裟」

「だって本当だもん。あんな素敵なマンション…」

「じゃあ “ キャンセル ” して戻るか？」


へ？ キャンセル？