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ハツコイ♥アゲイン
第9章 もうひとつの再会
慌てて陽向からバッグを取り戻したけど、心臓がバクバクして止まらない。
“ 彼氏とヤラシイことしてくるって言った? ”
……言わないけど
言うわけないけど
陽向と初めてエッチした時の夢を、毎晩見てしまっているなんて
・・・絶対に言えない。
「……あのぅ」
下着とか、洗顔セットの入ったバッグを胸の前で抱えて
涼しい顔をしている彼に、恐る恐る伺いを立てる。
「なぜ電車に乗るんでしょうか?」
「なにその敬語」
「ひゅ、陽向のマンションって……逆じゃない?」
既に駅の構内まで来ているから、本当に乗るんだろうけど
予想外の展開に頭が付いていかない。
「俺のマンションは、いつでも来れるだろ」
「………!」
「あ、つーかお前。
横浜まで帰るの面倒だろうし、これから平日でも普通に泊まっていけば?」
「~~~!//」