この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ハツコイ♥アゲイン
第11章 笑顔でいてほしいから

* * *

お兄ちゃんとマンションの前で別れて

ここに来る為に半ばパニックになりながら飛び乗った電車を、再度逆戻りする時には大分冷静になっていた。

新宿区の最寄り駅から徒歩数分。

迎えに来てくれた陽向と一緒に、ハイクラスホテルのエレベーターを上って
案内された部屋の中に入ると……


「……凄い。 宝石みたい」


眠らない街。
窓の外で摩天楼の夜景が光輝いていて、感嘆の溜息が漏れてしまう。

……さっきからずっとドキドキが止まらなくて
体が宙に浮くような感覚が続いていた。


「………」


他の女性と遭遇する場面を目の当たりにして
用事を思い出したと嘘のメールをして、勝手に逃げてきて
なのにまたこうして戻ってきた私って最高にダサイ

……だけど


“ 何度も言うけど1ヶ月半後には戻るから。
マジでそれまでだぜ? ”


……そう、時間が無いのだ。

駆引きしたり、拗ねて相手の気を引いたり
そんなことしてる場合じゃない

離れる暇なんてない私は
彼との時間を1秒だって無駄にしたくないの……



/377ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ