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ハツコイ♥アゲイン
第15章 ハツコイ♥アゲイン
陽向の表情が、少し動いたように見える。
今更こんな過去を告げたって、ドン引きするに決まってる。
だけどこれがありのままの私なんだ。
「お兄ちゃんのお陰で、もう一度陽向と再会して
一緒に過ごせた2ヶ月間は、今までで1番幸せな時間だった」
「……!」
「期間限定の恋人ごっこしてくれて。
陽向にとっては演技だとしても、最っ高に嬉しかったの」
話している今でも、胸が高鳴る。
貴方を見つめるだけで、心からキラキラが溢れてくる。
「来ちゃったレベルが異次元でごめん!
最悪に重い女でごめんなさい!」
「……」
「ごめんなさい、だけど」
流石に周りの人にチラチラ見られてる。
でもこれだけは伝えたい。
ここって世界の中心じゃないと思うけど
それでも聞いてほしい。
「私は、陽向が好きです」
「……っ」
「今までもこれからも、大好きです!」