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第6章 魔法の言葉

.｡.:* side ＊ Kurumi *:.｡.｡.:**:.｡.｡.:**:.｡.｡.:*



─── 正直に言うと、全てにヤラれた。



瞳が綺麗
指が綺麗
仕草が綺麗


横顔が引くほどカッコイイ
目力強くて圧倒されまくるし
なのに笑うとびっくりするほど可愛くて……



「……ちくしょう」



突然の再会から、今日で１週間経ったというのに

私の体は何かに感染したように火照り続けていて

心なんかもう壊れたんじゃないかってくらい、動悸が激しくて



「……ちくしょう」



立花胡桃　25歳。


─── 本人の意思に反して、重症。