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第7章 十九歳、ワタル

「……っ」

　痛かったのか、ワタルくんは顔をしかめる。
　まだ萎みはしない。再びゆっくりと、上下にしごいた。

「……は、あう……」

　快感に歪む顔を、そばでじっくりと眺める。ほんのりと赤い頬。目の端からは涙が滲み、わずかに開いた唇から赤い舌が覗いた。
　しごく手の動きに合わせて、熱い吐息が漏れる。

「見……ないで、う、はあっ」

　羞恥のせいか、必死にあたしの視線から逃れようと、上半身や縛られた手を揺すった。
　あたしは一度おちんちんから手を離し、下着を全て取り去った。ショーツを脱ぐと、愛液が糸を引く。

「ワタルくんのせいでこんなに濡れちゃった」

　脱いだばかりのショーツを彼の顔に向かって投げる。
　顔の横に落ちたそれから一度顔を背け、再び向きなおった。匂いをかぐような仕草をする。

「あたしのことも気持ちよくしてくれる？」

　あたしは立ち上がり、彼の口もとに自分の濡れた秘部を持っていった。

「舐めて」
「は、ん」

　小さく頷き、頭を少し持ち上げて舐めてくる。彼が頭を枕につけたままでもいいように、あたしはもう少しだけ、おまんこを突きだした。