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starlight kiss
第6章 心騒ぐ時
そんな時だ。姫紗は壁にトンっと押さえつけられた。きゅっと腕を捕まれどことなく切ない様にも見える目をしたまま上から見下ろす秋人から目線を逸らすことが出来なくなった姫紗は、秋人の言葉を待った。

「姫はその撮影平気な訳?」
「平気って…////」
「答えろよ。平気なの?姫が平気だって言うなら…やるよ?」

そう突然言われた姫紗。もしかしたら元カノとのベッドシーンをみなくて済む。そう思った。しかし次に姫紗の口を吐いたのは姫紗自身思いも寄らない言葉だった。

「…私で決めないで…ください。とにかく明後日…ですから。」

言うだけ言うと腕をすり抜けていく。
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