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starlight kiss
第6章 心騒ぐ時
その後は控え室を出るも意識はなかった。

頭がグルグルする。

言葉が心に嘘を付く…

なぜ言えなかったのだろう…

見たくないと…

だけど…

だけど……ッ!

そんな時雪都にぶつかりそうになった。

「すみません」
「…いえ、って姫紗ちゃん?」
「雪都さん…」
「どうした?」
「いえ…ごめんなさい…急いでぼーっとしてて」

そう言うとペコリと頭を下げて姫紗は雪都と別れた。トイレに行き個室で座り込みながら携帯で検索をする。

【ハル東雲瀬奈熱愛】

緊張しながら検索ボタンを押す。その直後に姫紗は画面をきった。
噂レベルの書き立て並べられたそれが連なっている。
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